カシメを選ぶ際、メーカー、種類、打ち具…と、どれを購入すればよいか迷うことがあると思います。
私自身、購入してからサイズやメーカー、対応打ち具選びの失敗に気付くこともあり、自身の覚書きとしても使用したいなと思い、クラフト社と協進エルが製造している両面カシメの情報をまとめてみました。
今回ご紹介する両面カシメの色はゴールド色に絞ってまとめております。
他の色に関しては今後、ページを分けて整理していきます。
クラフト社 両面カシメ ゴールド
クラフト社が製造しているカシメの大きさは小 (φ6) ・中 (φ9) ・大 (φ12)の3種類。
「中」サイズの規格に「Pタック」と呼ばれる、芯材に鉄を使用して強度を高めた商品も取り扱いがありました。
クラフト社 万能打ち台
対応しているカシメの直径
左から15 mm、13 mm、12 mm、10 mm、6 mm
これ一個あれば6種類の大きさのカシメを取り付けることが可能です。
クラフト社 小
クラフト社の両面カシメ「小」は並足と足長の2種類が用意されています。
カシメを取り付ける革の厚みによって足の長さを選ぶことが可能ですが、「1mm厚の革1枚分」の差となります。
2社ともカシメ頭の直径がφ6となっており、カシメ打ち「小」は協進エルのカシメにも相互使用が可能です。
クラフト社 中
足の長さは2規格、足の長さが10mmのものは足の芯材が鉄でできている「Pタック」使用のものがあります。
芯材に鉄を用いることで取り付けた際の強度が増し、かしめの脱落防止効果があります。
2社ともカシメ頭の直径がφ9となっており、カシメ打ち「中」は協進エルのカシメにも相互使用が可能です。
クラフト社 大
両面カシメ大の足の長さは一種類のみ。
両面カシメ大を使用する場面はあまり多くないことから、規格も絞られているのかなと思います。
クラフト社と協進エルどちらもカシメ頭の直径がφ12となっており、カシメ打ち「大」は協進エルのカシメにも相互使用が可能です。
協進エル 両面カシメ ゴールド
協進エルが製造しているカシメの大きさは小 (φ6) ・中 (φ9) ・大 (φ12) の3種類。
協進エル 万能打ち台
協進エルも万能打ち台を製造しています。
協進エル 小
クラフト社同様、足の長さは2種類の規格が用意されています。
クラフト社との違いは長足タイプの足の長さで、並足よりも2mm長くなっており、革に厚みのある場合には協進エルのものが適しているかもしれません。
2社ともカシメ頭の直径がφ6となっており、カシメ打ち「小」はクラフト社のカシメにも相互使用が可能です。
協進エル 中
協進エルの両面カシメ「中」は2種類準備されています。
足の長さ「8mm」は協進エルのみの規格となります。
2社ともカシメ頭の直径がφ9となっており、カシメ打ち「中」はクラフト社のカシメにも相互使用が可能です。
協進エル 大
クラフト社と全く同じ規格となります。
価格は若干協進エルのものが安いのかなという状況です。(2023年1月時点)
2社ともカシメ頭の直径がφ12となっており、カシメ打ち「大」はクラフト社のカシメにも相互使用が可能です。
まとめ
今回はクラフト社と協進エルのカシメをまとめてみました。
重複しているものもありましたが、両社それぞれ異なる規格を用意しており、作成する作品に合わせて様々な選択が可能です。
「ゴールド」に似ている「本金」仕様の両面カシメもありますが、本金は価格が跳ね上がるのでコストを抑えたい場合には今回ご紹介した「ゴールド」タイプの使用をお勧めします。
他にもインポートの物もあり安価に購入することができますが、打ち留めの安定性の面から上記3社のカシメを使用することが無難ではないかなと思います。
ゴールド色以外のカシメに関してもまとめておりますのでご参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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