今回の記事はレザークラフトでおすすめの型紙の作成方法についてまとめております。
二つ折り財布のコインケース部分を例に作業手順をご紹介して行きます。
今回使用する工具・材料
- 方眼用紙+厚紙
- 定規(金属製のものがベスト)
- カッター
- カッターマット
- 菱目打ち
- 丸ギリ
- ハンマー
- ゴム版
使用する材料(厚紙+方眼用紙)については下記の記事をご参照下さい。
作製手順
- 作図
まず、準備した型紙にアウトラインを引いていきます。
方眼のメモリは1mm単位のものを使用しています。曲線部分の作図は円定規を使用すると簡単です。
円定規を買う前までは硬貨などを使って作図していましたが…円定規かって良かったです。
- 目打ち位置の設定
菱目打ちで目打ち位置を決めていきます。
いきなり穴をあけるとミスした場合に修正が面倒になるので、菱目打ちを厚紙に押し付けて目印程度に跡をつけていきます。
- 角の目打ち位置の設定
角の曲線部分は丸ギリで穴をあけていきます。
角から2.5㎝の部分に付けた印はコーナー抜き型を当てる位置の目印です。
- 曲線部分の目打ち位置の設定
曲線部分も丸ギリで穴をあけていきます。
※丸ギリを使うのは単に1本目の菱ギリに持ち替えるのが面倒なだけです。
- 穴あけ本番
菱目打ちで穴をあけていきます。
目打ちする際は厚紙の下に革の切れ端などを敷くと深くまで穴をあけることができます。
- 角の裁断
角はコーナー抜きを使って裁断しておきます。
私は作業効率を良くするためにコーナー抜き型を使用していますが、円定規で曲線のアウトラインを引いてからカッターで裁断することも可能です。
- 円形部分の裁断
半円のアウトライン部分がある場合、ハトメ抜きで裁断してしまえばとても手抜きができます。
- アウトラインの裁断
一通り穴を空け終えたらアウトラインに沿ってカッターで裁断していきます。
- 完成
※一応完成しましたが、ファスナーの位置をずらし過ぎたためこの後作り直しました。笑
まとめ
ここまで時間をかけて型紙を作成する必要があるのかどうか…人それぞれ考え方が違うので一概には言えません。
しかし私は作品のクオリティを上げるために型紙の作製に最も力を入れています。
厚紙なので成形もしやすいですし、CADの勉強をしなくていいので誰にでも真似していただきやすいですので是非お試しください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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