はじめに:自宅レザークラフト最大の悩みは「音」!
自宅でレザークラフトをする際、一番気になるのが「作業音」ではないでしょうか?
特にマンションなどの集合住宅ではハンマーの打音が家族やご近所の迷惑にならないか不安になりますよね。
私自身も最初は防音対策がうまくできず、菱目打ちの音にビクビクしていました。
今回は私がいろいろ試してきた中で効果があった「騒音対策工具」を、レベル別にご紹介します!
【★☆☆☆】定番セット:ゴム板+大理石+フェルト

一軒家や音が多少OKな環境なら、コスパの良い基本セットです。
レザークラフトの入門書でも紹介されている定番の組み合わせ。
メリット
• 安価で揃えやすい
• 作業スペースを取らない
• 使わないときは収納可能
デメリット
• 防音効果は控えめ
• 机の材質によっては逆効果
• 大理石は重い(取り扱いに注意)



🛠 使い方のコツ:
夜間にどうしても菱目打ちしたいときはゴム板を膝の上に置いて作業するとかなり音が軽減されます(ただし、膝はちょっと痛くなります…)。
【★★☆☆】静音レベルUP:菱ギリを使う方法
菱目打ちの代わりに「菱ギリ」を使うと、ハンマー不要=音が出ないという最大のメリットがあります!

メリット
• 音がほとんど出ない
• 工具が小さくて場所を取らない
• コスパが良い
デメリット
• 1穴ずつ開けるため手間がかかる
• 菱ギリの扱いに慣れが必要
• 穴あけの精度が人によってブレる
🛠 コツ:
コルク板を敷くと貫通しやすくなり、安定して穴が開けられます。

⚠️補足
手間はかかりますが、菱目打ちに限れば一番静かに作業できます。
ただ、初心者には少し難しく感じるかもしれません。
【★★★☆】コスパ良好!菱目パンチ

打ち込みの打音がほぼ出ない、静音性に優れた工具です。
手芸店でもおすすめされることが多いですよ!
メリット
• 音がほぼ出ない
• 小型で省スペース
• 価格も1万円以内で手が届く
デメリット
• 目数ごとに工具を揃える必要がある
• 革の中央までは届かない
• 菱目打ち専用で汎用性は低い
⚠️ 注意点:
複数の目数(例:1本目・2本目・4本目)を揃える必要があるため、最初に出費がかさむことも。
【★★★★】最強の静音ツール:ハンドプレス機

現在、私がメインで使っているのがこちら。
少し高価ですが、音の静かさ・作業効率・汎用性すべてにおいて最強です!
メリット
• ほとんど音が出ない
• 作業時間も早い
• 菱目打ち・金具打ち・型抜きなど何でもできる
デメリット
• 高価(2~3万円以上が相場)
• 大きくて収納に向かない
• 奥行きに限界がある

※リンク先の協進エルのプレス機にはゴム版が付いておりません。
台座のストッパーを外せばそこそこの大きさのゴム版でしたら使用可能ですが、器具への固定取り付けが可能なゴム版(小)を購入しておくと便利です。

🛠 使い方のコツ:
革を反らせれば革の中心あたりでも打ち込みできます。
また、用途別にアタッチメントを切り替えることで多機能に対応可能!
【注意!】
今回ご紹介をしておりませんが、金具打ち専用のプレス機というものもあります。
金具打ち専用のハンドプレス機は菱目打ちなどができないので要注意。
購入前に仕様をしっかり確認してください。
まとめ:防音+快適作業を叶えるならハンドプレス機が最適!
レザークラフトを始めた当初、音に悩まされる日々でした。
しかしハンドプレス機を導入してからは、夜間でも家族や近隣に気を遣うことなく作業できるようになりました。
騒音が気になって作業に集中できない…」という方は、ぜひ静音工具の導入を検討してみてください。
特に集合住宅にお住まいの方にはハンドプレス機がおすすめです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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