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「レザークラフトの手縫い糸、どれを選ぶ?種類・太さ・特徴をやさしく解説!」

材料

今回はレザークラフトの手縫いで使用する”糸”についてまとめてみました。

最初に注意点ですが、私は”ビニモMBT”しか使用していない為、その他の糸に関しては参考文献から得られた知識を基に記事を作成しております。

今後色々な糸を扱えるように頑張ります。

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糸の種類

”レザークラフト 糸”で検索するとたいていの場合、「ロウ引き〇〇糸」と出てくることが多いと思います。

専門店の棚にも上記の糸がたくさん並んでおり、始めたての頃はどれを使ったらいいのか全く分からずほんとに悩みました…。

なので最初は買った本に書いてある糸を探して、何も考えずに使ってました。

初めて購入した書籍はこちら。

その後いろんな作家さんの作品を見て勉強してきたのですが、革製品の作製で主に使用されている糸は「麻糸」「シニュー糸」「ポリエステル糸」の3種類が多いような気がします。

場合によっては革ひもを使用しているものもありますが、今回は触れません。

麻糸

天然繊維の糸で丈夫で張りのある麻糸は革の手縫いに適しているようです。

糸の太さも多種多様で糸の色も自分で染めることができる等、汎用性の高さがうかがえます。

私は一度使用してみましたが、作品の仕上がり具合が好みではなかったので今は工具箱の底に眠っています…。

繊維が太く糸の存在感が大きいことから、ステッチを際立たせたい製品への使用がベストかもしれません。

シニュー糸

もともとは鹿などの動物の腱を素材にしていたようです。

現在はナイロンやポリエステル、ポリプロピレンなどの化学繊維が一般的。

動物の素材を余すことなく使えることから、シニュー糸は先人たちが考え出した素晴らしい糸なんだなと改めて思いました。

シニュー糸はあらかじめロウ引きがされており、そのままだと1本がかなり太く、好みの太さになるように裂いて撚って使用する必要があります。

手縫い部分が長くなると糸の準備だけでかなり時間がかかってしまうのが難点。

しかし上手に使いこなせば味わいのあるハードテイストな縫い上がりになります。

自作で自動り機を作られている人も見たことがあったので工夫次第で使いやすい糸になるかもしれません。

ポリエステル糸

ミシンに使用する際に適している糸です。
手縫いにももちろん使用できますし、強度も高いものが多いのでおすすめです。

色のバリエーションも豊富で、ものによっては蝋引きせずに使用することもできます。
ただ、種類が多いことから選び慣れていないと悩みの種となることも…

私も初め知識がなく購入に失敗したこともあったので経験を交えて2種類の糸をご紹介します。

ビニモロウ引き糸

ビニモミシン糸にロウをたっぷりとつけた糸です。
私はレザクラを始めたての頃、ロウ引きしたものを購入して使用していました。

今は工具の中に入ったままです…。
その理由はロウがべたべたするため。
あと、ロウが染みていると糸の色味が若干濃くなるので革色に合わせ辛かったです。
ロウが針や手、革について汚れてしまうことが本当にストレスでした•••。

そんな中ネットを徘徊して見つけたのがビニモMBTです。

ビニモMBT

ミシン用に作られた糸で、ほつれないようにりの中心がボンドで接着加工されています。
この加工によりロウのベタつきがないにも関わらず、ほつれづらく、とても縫いやすい糸です。

ミシン用ということなので最初は購入を躊躇してしまいましたが、手縫いでの使用は可能です。

一点、注意すべき点は撚りの方向です。

通常、手縫糸は右撚り、ミシン糸は左撚りになっています。
りの緩みはチリつきやもつれの原因となるため、りが戻らないよう注意する必要があります。

が…私が使っていて気になることはあまりないので、そこまで神経質になることもないのかなと思います。

また、色も種類が多く、サンプル帳も用意されています。

サンプル帳いらないんじゃない…?高いし…。

と思っていましたがビニモを愛用しているので1冊買ってみました。

今のところ使用頻度はあまり高くないですが、実物を手元で見られるので色合わせはしやすいです。
糸の太さも見本でついているのでとても参考になります。

買うならもっと早く買っておいた方がよかったな•••と思いました。

ビニモMBTには糸の太さや長さも数種類用意されているので使用頻度に合わせて使い分けも可能です。

私は普段、糸の太さ「1番」、600m巻を購入しています。

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当初は「0番」の糸を使用していたのですがサンプル帳で「1番」の太さに魅力を感じて替えました。

「1番」おススメです!

600mもいらないよ•••という場合は巻数の少ない規格も用意されています。

まずは少ない巻数で試してみるのもいいかもしれません。

まとめ

糸は作品の出来を左右する重要な素材ですが、その種類は本当に多く、選択するのが難しいと思います。
しかし「糸」は作品の出来を大きく左右するポイントとなるので、好みの糸が見つかるとモチベーションも格段に上がります。

この記事が良い糸に巡り会って頂くきっかけになれたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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