ハトメリングとは
革などに開けた穴を補強・保護するために取り付ける金属製の輪状の金具です。
レザークラフトにおいてはナスカン等を用いてパーツやショルダーストラップを本体に連結する接続部などで頻繁に使用されます。

形状は筒状の「足」がある本体(ハトメ)と、平らなリング状の「座金(座金)」の2種類のパーツが1対(ペア)になっており、革を挟み込んで打ち込むことで固定します。

次に取り付けに必要な工具を見ていきます。
取付け工具
ハトメリングを取り付ける際は金具のサイズ(番手)に完全に一致する「ハトメ抜き(穴あけポンチ)」と「ハトメ打ち具(打棒・打台)」を使用する必要があります。
サイズが1種類でも異なると、金具の変形や革の破損原因になります。
各ハトメリングのサイズに対応する推奨工具の一覧表、およびレザークラフト工具の大手メーカーである「クラフト社」と「協進エル」における取り扱いサイズ・カラーバリエーション・価格の比較詳細は下記の別記事にてまとめています。

事前に手持ちの金具と工具の適合性を確認した上で、作業へ進んでください。
必要工具
ハトメ抜き(穴あけポンチ)

ハトメリングを装着する位置に、正確な丸穴を開けるために使用します。
ハトメ抜きの刃先は先端に向かって外側に湾曲しているため、穴を開ける際は必ず革の表側(銀面)から裏側(床面)に向けて垂直に打ち抜いてください。
これにより銀面の切り口が最も美しく仕上がります。
ハトメリング

今回取り付ける主役の金具です。
ハトメリングは筒状の「足付き金具(本体)」と「座金(リング)」がペアになっています。
バリエーション豊富なサイズ(番手)やカラー展開については、以下の解説記事で詳しく比較しています。
取り付ける際の重要なルールとして、ハトメリングは「足付きの本体金具」が作品の表面(きれいに見せたい銀面)


裏側は足をつぶしてリング状の金具に固定することになる為、見栄えがあまり良くないです。

ハトメ打ち

ハトメリングを打ち付ける際に使用します。
こちらの画像はNo.300(#300)のもの。
ハトメリングの表側(足付き金具側)を台の溝にはめ、裏側を打ち棒で押して足をつぶします。
詳しい使い方は後ほどご紹介します。
ゴム版

特になくても取り付けは可能ですが作業台などを傷つけないためにも、あって損はないかもしれません。
ハンマーorハンドプレス機


これはハンマー、プレス機、どちらを使用してもいいと思います。
使用する環境によってご検討ください。
私はハンドプレス機を使用している為、この後紹介する取り付け方ではプレス機の写真を載せております。
参考のために必要工具のラインナップに加えました。
マンションでの作業のため、プレス機はハトメリングの取り付けでも重宝します…。
しかしコスパはハンマーの方が断然いいです。
ハンマープレス機に関しては「レザークラフトの音対策」の記事に別途記載しております。

ハトメリングの取り付け方
今回はIDケース作製時のハトメリング取付けを例にご紹介していきます。
穴あけ
まず、ハトメリングを取り付けたい部分にハトメ抜きで穴を空けます。
穴を空ける際、普段は表から裏に向けて穴を空けますが、今回はパーツ位置の都合上、裏から穴を空けております。


ハトメリング(足付き)をはめる
まずは1対のハトメリングの内、足が付いた方の金具をはめ込みます。

IDケースの表側から差し込みます。

リング金具を裏に当てる
少し飛び出た足に引っ掛けるようにして、リング状の金具を当てます。

この時凸面が見えるようにします。
ハトメ打ちで足をつぶす
ハトメ打ちを使って足をつぶし、リング状の金具に打ち棒で押し付けることで金具を固定します。


この時、台座の窪みには足がついている金具の頭を乗せることで金具がつぶれるのを防ぐことができます。
完成品
打ち付けが完了したものがこちらです。


足をつぶしている為、裏側の金具は見た目があまりきれいではありません。
取り付ける際には表裏を間違えないようご注意ください!
まとめ
ハトメリングの取り付け方を書いてみましたが、私自身書いていてイメージしづらい点が多いな…と思いました。笑
内容は今後も精査しながら更新していきます。
動画での紹介をするともっとわかりやすくなるのかな…とも思いました。
今後改善していきます。
私が実際にやって失敗して学んだ内容となっているので、この記事を見て、今後やってみようという方の失敗を少しでも減らす助けになれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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