ハトメリングには各メーカーが様々なサイズ・色を揃えており、サイズに合わせた打ち具を探すのも一苦労…という経験をされた革作家の方は少なくないと思います。
今回は
- ハトメリングのサイズはいくつあるの?
- 打ち具はどれを使えばいいの?
- メーカーを揃えたいけど、各社それぞれ色とサイズはどんなのがあるの?
- 工具の値段はだいたいどのくらい?
- メーカー間の工具の互換性は?
といったお悩みを解消できるような内容になっています。
私も昨年、ハトメリング使いたいからとりあえずなんでもいいから打ち具とリング買ってやってみよ!と適当な考えで手を出し、色々と余分な出費がかさんでいったのを思い出します…
クラフト社と協進エルのハトメリングとその関連工具を「メーカー別」・「サイズ別」にまとめ、それぞれのメリット・デメリットを考察していきます。
参考価格も載せておりますが、各社のカタログ価格(2022年3月8日時点)となり、実際の販売価格と異なる場合がございますので参考程度に見て頂けますと幸いです
クラフト社一覧(各サイズ・ハトメ抜き・打ち具対応表)
【色の表記】N=ニッケル,G=ゴールド,I=イブシ,B=ブロンズ,D=ダール,Br=ブラス,At=アンティック,本金
サイズ 表記 | リング 品番・色 | 推奨 ハトメ抜き | 打ち具 品番 |
---|---|---|---|
極小 (φ4.6) | No.300 N,G,I,B,D,Br,At,本金 | 15号 ¥680 | No.300 ¥1200 |
中 (φ8.1) | No.20 N,G,I,B,D,Br,At,本金 | 25号 ¥930 | No.20 ¥1200 |
大 (φ8.6) | No.23 N,G,I,B,D,Br,At,本金 | 30号※ ¥1100 | No.23 ¥1400 |
特大 (φ9) | No.25 N,G,I,B,D,Br,At,本金 | 30号※ ¥1100 | No.25 ¥1500 |
クラフト社はサイズは4種類に絞った展開となっておりますが、各サイズ8色展開と色のバリエーションがダントツに多いです。
リングサイズ種は協進エルに比べて少ないため、革にできるだけあった色を使いたい!という場合にメリットを感じられそうです。
ちなみに内径サイズは協進エルと互換性が乏しいのでクラフト社独自の工具を購入する必要があるかもしれません。
協進エル一覧(各サイズ・ハトメ抜き・打ち具対応表)
【色の表記】N=ニッケル,Br=ブラス,黒N=黒ニッケル
内径 | リング 品番・色 | 推奨 ハトメ抜き | 打ち具 品番 |
---|---|---|---|
φ4.1 | No.200 N,Br,黒N | 12号 ¥420 | No.200 ¥1230 |
φ5 | No.300 N,Br,黒N | 15号 ¥420 | No.300 ¥1230 |
φ6.9 | No.500 N,Br,黒N | 20号 ¥520 | No.500 ¥1350 |
φ8.5 | No.23 N,Br,黒N | 30号 ¥880 | No.23 ¥1450 |
φ10 | No.25 N,Br,黒N | 35号 ¥880 | No.25 ¥1700 |
φ12.5 | No.28 N,Br,黒N | 40号 ¥1250 | No.28 ¥1700(?) |
φ15.5 | No.30 N,Br,黒N | 50号 ¥1500 | No.30 ¥2600 |
協進エルは7種類のハトメリング各種にニッケル、ブラス(ゴールド)、黒ニッケルの3色展開と幅広いサイズのハトメリングに対応しています。
※No.28の打ち具のカタログ価格がNo.25と同じでしたが、記載ミスなのではないかな…と思います。
クラフト社に比べてハトメ抜きの価格が安い点が魅力的です。
ハトメ抜きや打ち具は使用するサイズによって別々に揃えないといけないので少しでも安いものはありがたいです。
まとめ
まとめた結論、協進エルのもので揃えるのが一番コストパフォーマンスは優れているのかなという印象でした。
しかしクラフト社の多色展開は捨て難い•••。
ハトメ抜きや打ち具の使用感は実際に使って比較してみないとわからない部分があるため、もし実際の使用感などご意見がありましたら是非お教えください!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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